春はガーデニングを始めるには最適な季節です。花の種類も豊富にあり、育て方も簡単なものが多くあります。
そして、春は一年のうち、もっとも多くの花が咲く時期でもあります。ガーデニングや園芸の楽しみがふくらむ季節ですね。
今年からガーデニングをやってみよう!そんなガーデニング初心者が始める時期として最適の季節です。花の色も赤、ピンク、白、青、黄色など様々、組み合わせによってはカラフルなアレンジも自由自在です。
ガーデニングは、初心者だと面倒なものと思いがちですが、季節を楽しむには良いのではと思いますよ!あなたも今年からガーデニングを始めてみませんか?
春から秋まで咲く花
ガーデニング初心者が、手軽に花を楽しむには、出来るだけ長い期間花が咲くものを選ぶのも一つの方法です。まずは、春から秋まで長く花を楽しめるものから始めてみるのはいかがでしょうか?
ガザニア
ガザニアは春から秋にかけて長い期間、花が楽しめます。日光が好きな花で曇りの日や夜は花が開かず、日が当たると花が開いて夕方頃には閉じます。
寒さに弱いので冬は霜の当たらない場所で育てます。霜に当てなければ冬を越すことができ毎年花を咲かせます丈夫な育てやすい花です。
バーベナ
小花をまとまりよく春から秋まで咲く花、バーベナ。非常に丈夫で育てやすい植物です。
花壇やハンギングバスケットやウインドーボックスなどにも最適で、寄せ植えはもちろん、バーベナだけでボリューム満点のディスプレイが楽しめます。
一年で枯れてしまうタイプのものと、毎年花が咲くタイプのものとあります。
ペチュニア
ペチュニアは、春から秋にかけて長い間咲く花です。花壇や寄せ植えで素敵に彩ります。
乾燥にも強く育てやすい花なので、ガーデニング初心者の方にもおすすめです。
最近人気のサニファーは新しく改良されたペチュニアで、従来のペチュニアに比べ、雨に当たっても花弁が傷まない優良品種です。
いろいろな季節に咲く花
春から秋に咲くだけでなく、季節を問わず庭を彩ってくれる花もあります。ガーデニングを楽しむには、季節ごとに花を植え変えしたりするのも楽しいものです。
これまで紹介した花以外に、年中楽しめる花や、春と秋に花の咲くものなど、ガーデニングにおすすめの花を紹介します。
アリッサム
アリッサムは、白や赤、紫の5mmくらいの小さな絨毯のような花が主に2~6月頃まで密に咲き、秋から春まで長期間花を咲かせる育てやすい花です。
草丈は高くならず、上には伸びず横に這うように広がっていきます。スイートアリッサムとも呼ばれ、甘い香りがしますから、ベランダや窓辺の装飾にもぴったりです。
プランター、吊り鉢、バスケットと容器を選ばず寄せ植えにもぴったりです。最盛期のころにはこぼれんばかりに花が密に咲きます。
キンギョソウ
キンギョソウは、咲いた花のかたちが金魚のように見えるためこの名がつきました。本数を多く植えて、集団の美しさを楽しむ花です。
白、黄、ピンク、赤などの花色があり、草丈も20cmくらいのものから1mの高さになるものまであります。用途はプランター植、庭植、鉢植えなど。
プランターなどに植えるわい性種(草丈の低いもの)のものや切り花や花壇などに適する高性種のものなどがあります。春と秋に咲く丈夫で育てやすい花です。
ゼラニウム
ゼラニウムは、四季咲き性が強く真夏と真冬以外は花を咲かせる多年草で、栽培は簡単なため、鉢植え、コンテナ寄せ植えなどに利用することができます。
草丈は20cmくらいから80cmくらいで、花色はピンク、白、赤などがあります。性質は強健で乾燥にも強いのですが、過湿を嫌いますので、雨の当たらないベランダ、玄関先などに最も適した育てやすい花といえます。
デージー
デージーはとても丈夫で育てやすい花です。手入れさえしっかりしていれば、とても長く花が楽しめ冬から春に咲く花です。草丈が大きくならないので、プランターなどにまとめて植えてもよいでしょう。
花の色は、白、ピンク、赤などで八重咲きの品種がほとんどです。本来は多年草なのですが、日本の梅雨時期の高温多湿には耐えられずたいがいが枯死してしまいますので、日本では一年草扱いしています。
和名はヒナギクとよばれ、昔から広く親しまれている花です。
ベゴニア
ベゴニアは、半日陰でも育つ育てやすい花です。葉っぱが少し厚めで、乾燥に強い植物で、初夏から秋遅くまで咲き続け、あまり手もかからない重宝な花です。
温度が15℃くらい保てれば年中咲きます。一重咲きと八重咲きの2タイプありますが、一重咲きのほうが丈夫です。
マーガレット
マーガレットは、白い清楚な花が咲く万人向きの美しい花です。赤や黄、ピンクなどの花色や花形の異なる品種があり、暖地では冬から花を楽しむことがでる育てやすい花です。
夏も比較的涼しい地域では、一かかえ以上にもなった大きな株一面に、花を咲かせる姿を見ることができます。水はけのよい土を使い、乾燥ぎみに管理すれば栽培は容易です。
マツバギク
繊細な花びらが美しいマツバギク(松葉菊)は春に咲く花で、肉厚で棒状の葉を付けるとても丈夫な育てやすい多肉植物です。
日当たりのよいや矢乾燥気味の土壌を好み、乾燥や潮風に強く、やせ地でもよく育ち、横に這うように広がっていくので地面を覆うグランドカバーにも適しています。
ロベリア
ロベリアは初夏のころ、鮮やかな藍色の小花を株いっぱい咲かせ、ひときわ人目ひきます。
花色は主に、ブルー、白、ピンクなどで、丈夫で育てやすく、草丈もそれほど高くならないので、プランター、コンテナ寄せ植え、鉢植え、ハンキングバスケットなど様々な用途で使用できるのも魅力です。
夏の暑さで枯れてしまうのですが、夏越しを成功させると、秋にもまた花が咲くこともあります。
春から夏にかけて咲く花
あまり長い期間咲くわけではないですが、春から夏の庭をきれいに彩る花。その中でも特に育てやすいおすすめの花を紹介します。
アジュガ
春から初夏の花、アジュガは暑さや寒さに強く、乾燥を嫌い、正午くらいまでに2~3時間の日が当たるか、半日陰(直射日光や西日の当たる場所では土が乾きすぎてよくありません。暗すぎても生育が悪い。)で楽しむことのできる丈夫で育てやすい花です。
横にはうようにしてどんどん伸びていくので、地面を覆うグラウンドカバーとして最適な植物で、春には花を咲かせます。
また建物の陰などの日のあまり当たらない場所でもよく育つのでビルの下の植え込みとしても最適です。
アスチルベ
アスチルベは環境への適応能力が高くて場所を選ばず育てやすい植物です。
耐寒性が強く、日当たりのよい場所だけでなく半日陰でも楽しめる春から夏に咲く花です。真夏の直射日光で葉焼けを起こしやすいので注意。
冬場は地上部が枯れて根の状態で越します。草丈の低い品種は鉢植えにも向きます。
おわりに
庭に咲く花が色とりどりに咲き誇っている姿を眺めていると、なんだか心がうきうきと楽しくなってきますよね。一年の中で最も多くの花が開花を迎える春は、普段はガーデニングに興味のない方でも、ふと何か育ててみたくなるような季節。
暖かな陽気の春は、花の色も明るく種類も豊富!ガーデニングをはじめるのには最適な季節です。せっかく始める気持ちがあるなら、初心者でも始めやすい春に咲く花からガーデニングに挑戦したいですよね。
そこで今回は、初心者でも育てやすい、春に咲く花をいくつかお伝えしました。その中でも特におすすめなのは、春から秋まで長く楽しめる花。
春に咲く花々であれば、もちろん他の種類と組み合わせて寄せ植えとして育てても素敵ですが、小さな植木鉢に1株だけ植えたり、同じ種類で何株か集めて育てるだけでも可愛いらしくて十分絵になります。そして慣れてきたら、育てるものが簡単な花同士を組み合わせて、色んな寄せ植えを作ってみると、楽しみながらスムーズにステップアップできるはずです。
お庭や玄関先やベランダにカラフルなお花で、もっと楽しい毎日が送れるかもしれません。
始めてしまうと意外と勝手に咲いてくれる花々もあるので、ぜひ一度、チャレンジしてみてください。
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