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プリンターのインク代は1枚あたりいくら?コンビニで充分では?

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先日、会社で同僚から、家のパソコンのプリンターが壊れたから新しいものを用意しようと思うんだけど、と相談を受けました。

私は家電量販店の店員ではないので、そんなにそれぞれのメーカーについて知識はないわけで、自分の家の状況を話すことになりました。同僚にしてみてもそういう話が聞きたかったという話のようでしたが、私の答えは同僚が想像していた答えのナナメ上を言っていたようで、最初は怪訝な顔をされたものの最終的にはすごく納得して賛成してくれました。

そのように同僚が面白がってくれたので、きちんと調べるところを調べて記事にしてみました。

 

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私の結論:家にプリンターっていります?

私もはじめてパソコンを買った時には当然のごとくプリンターも買ったわけですが、それはいま若いみなさんからしてみれば信じがたいほど太古の昔、インターネットってなんですかというような時代、パソコンの主な仕事がワープロと年賀状印刷であった時代の話です。

 

しかし今やパソコンの家電としての位置づけが全く変わっています。現に私たちの務める会社だって「ペーパーレス」で「コストダウン」だと言っているわけです。

実際、メールで送ってしまえばすむこと、クラウドにあげておいたりメールに添付ファイルでついているものをスマホで覗いて確認するだけ、紙にする必要はどんどん減っているはずなのです。

 

このようなことをいう私はもちろんプリンターをすでに処分しているのですが、処分したきっかけは何だと思いますか?

はい、まさしくプリンターを使うことがほとんどないなあと思ったから、そして使おうと思うたびに毎回プリンターは調子が悪いから、でした。

 

同僚に相談を受けた私はまず尋ねたのです。「使おうと思ったら壊れてたんでしょ?。」

「そりゃ使おうと思わなかったら壊れてるかどうか気づかないからね」と同僚は言うのでしたが、さて、いつもそうではありませんかと。

たまに使おうと思ったらいつも壊れていませんかと。少しでもこの状況に当てはまる節があれば、あなたも至急プリンターを処分してください。

今回の記事は、家庭用プリンターの購入を検討されている方へ向けての記事です。

 

プリンターのインクのコストはココに書いた!けども!

同僚が当初に知りたがっていたのは、プリンターのインク代が案外高いのだがあれ1個で何枚印刷できるのか、その枚数がなるべく多いメーカーまた機種を選びたいと、そういう種類のことだったのです。

その時の同僚は「そんなん関係あるかな?」とうっちゃって話を進めたのですが、おそらくはそういう情報を求めてここにたどり着く方もいらっしゃるはずなので、ここでは家電量販店でもらってきたカタログから数値をきちんと写しておきます。

会社でプリンターを使用する方には参考になる数値だと思います。

 

インクコスト(A4カラー1枚あたり)

〇B社各機 3.7~8.4円

〇C社各機 5.7~20.2円

〇E社各機 0.9~12.0円

ということでこの数値を見るとなるほどコストが抑えられてるもんだなとなるわけですが、この数字をみなさんは信じられるでしょうか。

 

私は納得がいきません!

信じられるならばそのプリンターをお求めいただければよいのですが、私はやはり信じられない。感覚的にあんなに高いプリンターのインク代、が1枚あたりこんな少額で印刷できていると言われても全然納得がいきません。

 

パソコンプリンターのインクはとくに正規品で高く、正規品が高いから非正規のインクがたくさん売られているわけですが、プリンターのメーカーは正規品のインクをもっと安く製造する技術がないのでしょうか。

そんなはずはありませんね。

調べてみるとすぐ出てくる情報ですが、パソコンプリンターのメーカーはプリンターをまず安い価格で手に取ってもらい、プリンターを持っている以上は絶対に買わねばならないインクに高い値段をつけてそのインク代で儲ける。

というビジネスモデルを設計しているのです。

 

バックマージンとは?

この話を聞いて私が思い出したのはいわゆる「バックマージン」のビジネスモデルです。

たとえば家電量販店はスマートフォンの本体を電話会社から仕入れて販売していますが、この機械が売れると家電量販店はお客さんから代金をもらう以外に、電話会社から機械を仕入れた時の仕入れ値の一部をキャッシュバックして貰っています。

これが「バックマージン」ですが電話会社にとってこのキャッシュバックの意味はこうです。「電話機を売ってくれてありがとう。これで毎月電話代がうちの会社に入るわ」。

 

プリンター会社はインク代をプリンター使用の基本料金的に徴収しようとしているため非正規のインクはビジネスモデルを崩す最大の敵となります。

そこでメーカーの正規品でないインクによってプリンターが故障した場合は補償しないというシステムを正規品のインク売り場に堂々と掲げるのです。

一方で非正規インク売り場には安いって素晴らしいという旨の広告がありますが、ここで考えておくべきは、プリンター会社の「脅し」が通用する程度にはやはり、プリンターは頻繁に故障ということです。

 

そしておそらくその故障の大半は「インクづまり」に起因するはずです。

正規品であろうがなかろうが、たまにしか使用しないプリンターのインクは詰まるに決まっています。ヘッドクリーニングというボタンを押すと、詰まったインクを掃除するために大量のインクを垂れ流し、1枚あたりいくらという計算を完全に机上の空論とします。

また近年はインクカートリッジと同じ形の、ヘッドクリーニング専用の透明な液体も販売されていますが、これがもうインクどころではないほど高価で目がとび出てしまうほどです。

このような液体を売る程度に正規品のインクも詰まるという証明になっておりますし、トラブルでさらに儲けてやろうという商売魂を感じずにはいられません。

 

コンビニのプリンターを使えばいいじゃない?

コンビニのプリンターのメリットはイニシャルコストがかからず維持費もかからず、ただただ印刷にかかる実費のみが請求されることです。

コンビニプリンターを使ったプリントサービスは、

〇セブンイレブン「ネットプリント」モノクロ20円、カラー60円

〇ファミリーマートとローソン「プリントスマッシュ」モノクロ10円、カラー60円

モノクロの料金の安さと使い勝手の良さから私は「プリントスマッシュ」をオススメします。

上のほうで記しておいたパソコンプリンターの「インクコスト」はインクだけのコストですが、ここに書いたコンビニの代金には紙代電気代が当然含まれ、機械のイニシャルコスト維持コストまで含まれていると考えれば、かなり安いと言ってよいはずです。

 

コンビニのプリンターにデメリットがあるとすれば、わざわざコンビニまで行くコストに尽きるでしょう。

めんどくさい、コンビニに出向く交通費、時間、着替えなくちゃならないし、などなどのコスト。ここで考えてみていただくのは、こうしたコストを本当に面倒だと思うぐらいにパソコンのプリンターをたくさん使っていらっしゃる方は、やはりプリンターを使うべきなのでしょうということです。

しかし大半の人はたまにプリントするぐらいならばコンビニに行けばいいじゃないかとそういうことにはなりませんかということなんですね。

 

まとめ

私はここに書いたような理由でパソコンのプリンターを持たない生活をはじめて5年くらいになるのですが、さいきん(2018年の年末)Twitterで流れてきたミニマリストの方が言っている理屈が、私がプリンターに関して考えていたことと全く同じでちょうど驚いていたところでした。

いわく「モノを何でも所持していなければならないという考え方がそもそも古い」「維持コストを考えても、所有せずに利用できる仕組みが家の外にあるならば街でそれを利用しない手はない」。

断捨離やミニマリズムをいつの間にか私は、プリンターにおいて極めて本質的に実践していたのだと知り、近日ますますミニマリズム・断捨離に関心を持っているところです。

本当にプリンターは必要なものなのでしょうか?

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