甘くて食べやすくて栄養も豊富、そして値段も安いバナナ!
離乳食にもピッタリな食材ですが、毎日食べるとなると、どれくらい食べさせていいものか気になります。
さらに、バナナアレルギーもあることは知っているでしょうか?
イヤイヤ期にさしかかるころに、バナナが大好きな赤ちゃんも多いことでしょう。
そんなバナナについて、今回は毎日与える時の最適な量、注意点について徹底的に調べてみました。
離乳食初期の食べさせ方
バナナは離乳食初期の5カ月以降から食べさせても大丈夫な食材です。
栄養豊富で消化もよく加工もしやすい食材、さらに赤ちゃんも大好きでパクパク食べてくれます。
ただし、バナナを与える時にはアレルギーなど次のことに注意しましょう。
バナナアレルギーについて
バナナアレルギーを起こすことのある食材「特定原材料に準ずる20品目」の一つに当てはまります。
ですから、初めてバナナを与える時は、
・平日の午前中
万が一の事態に素早い対応が出来ます。
・加熱をする
加熱をするとバナナの甘みも増し、さらに美味しくなります。
そしてカリウムも減る!
・スプーン一杯程度の量
バナナアレルギーもあるので細心の注意を!
まずはスプーン一杯程度の量から食べさせて、様子を見ることから始めて下さい。
アナフィラキシーショックにならないように、注意し過ぎくらいで十分です。
苦い経験の報告
個人的な話になりますが、私の子供に初めて卵を与えた時のことです。
子供が欲しがるので、不用意に固ゆでの黄身と白身を同時に大さじスプーン1杯程度与えてしまい、みるみるうちに顔面蒼白になり救急車を呼んだ経験があります。
幸い大事には至らず、今も卵アレルギーは残っていませんが、その時は本当に自分を責めました。
初めての食材を与える時には、細心の注意を払って下さい。
結論
離乳食初期5~6ヵ月には、加熱したバナナを小さじスプーン1杯から始める。
生のバナナは早くても、離乳食中期7~8ヵ月以降。
1歳までは多くても一日にバナナ1/3本を上限とする。
1歳・2歳の頃の与え方
甘くて美味しく、おやつの時間なども含めて子供に大人気のバナナ。
次は1~2歳までの話をしたいと思います。
一日に食べさせる上限は?
いきなり結論になりますが、
バナナは1日に1本
これがいろいろと調べた私の結論です。
その理由を下記にまとめておきます。
カロリーの過剰摂取
バナナは1本でおよそ100kcalのエネルギーがあります。
これを多いと取るか、少ないと取るかは個人差もあると思いますが、ご飯一膳が約200~250kcalであることを考えると少ないとは言えません。
イヤイヤ期になったお子さんがバナナを欲しがる姿が目に浮かぶのですが、バナナは1日1本までです。
私もそうでしたが、バナナ大好きな息子には、
バナナを薄く輪切りにして食べさせる
これでイヤイヤ期でバナナを食べたくて仕方のない時期を乗り越えました。
幼い頃は、量だけでなく口に入れたことで満足することも多いのが経験談です。
バナナの栄養素
バナナにはビタミンB1,B2やB6,さらにビタミンCとナイアシン、マグネシウムも多く含まれている栄養豊富な食材です。
さらに、アスリートの方が好んで試合前にバナナを食べることをご存じでしょうか?
糖質が多く、カロリーが高く、消化・吸収が速いというのがバナナの特徴です。
その一方で、カルシウムや鉄分は、ほとんど含まれていませんので、バナナが万能な食材と考えるのは間違っています。
バナナが1日1本までの理由
あくまで目安ですが、赤ちゃんのバナナは1日に1本まで。
理由はこれまでの内容と同じで、
バナナは糖分やシュウ酸が多く、カルシウムや鉄分が少なく、そして栄養の偏りがある。
糖分が豊富で吸収されやいが、過度の摂取には栄養バランスの方にも偏りが生じる。
どの食材にも利点と欠点はあります。
その結論が、バナナは1日に1本。
まとめ
バナナついて、
・栄養価が豊富
・不足はバランスは他の食材で埋め合わせる
・バナナは1歳までは、1日に1/3本まで
・バナナは1~2歳時は、1日1本まで
以上のことを考えて、離乳食として、またイヤイヤ期のお子さんにバナナを食べさせて下さい。
バナナは本当に栄養価が高く、美味しい食べ物です。
それをより美味しく、健康的に食べましょう。
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