夏に気になるといえば「日焼け」ですよね。
日焼け止めや日傘など日焼け対策に気を遣っている方も多いと思いますが、それでも日焼けをしてしまうことも多いでしょう。
そんな時は、日焼けをしてしまった後のケアが大切です。
正しいケアによってその後の肌のコンディションが変わってきます。さらに肌だけではなく、身体の内側からケアをしていくことも有効なのです。
私も日焼けで、皮膚が痒くなり、完治するまで時間がかかりました。
今回は日焼け後のケアにベトネベート軟膏やリンデロン軟膏のステロイド外用薬を使うときの注意点や肌ケアの方法についてまとめました。
重度の日焼けにはステロイドが効果的!?
軽い日焼けであれば、その後のスキンケアをしっかりとするだけで十分でしょうが、日焼けが重度化すると水ぶくれの症状が起こることがあります。
この状態になると日焼けというよりも「やけど」という症状になります。
日焼けの場合、その患部の範囲も広いことが多く早期に症状を改善することが重要であることがあります。
そこで病院で処方されるのが、リンデロン軟膏などの「ステロイド」系の外用薬です。
水ぶくれが出来たら病院へ
日焼けをした後に水ぶくれができてしまった場合や、居ても立ってもいられないほどのほてりや刺激感がある場合には迷わずに皮膚科を受診しましょう。
これらのような重い日焼けを適切な処置をせずに放置してしまうと最悪の場合、肌にやけどのような痕が残ってしまうこともあります。
その時に処方されることが多いのが、リンデロン軟膏などのステロイド系の外用薬です。
自宅での日焼け後の対策として、リンデロン軟膏に近い成分の市販薬ベトネベートN軟膏などを使用される方もいることでしょう。
しかし、効果が早い分、副作用もありますので、ステロイドの注意点について説明を聞いて把握しておきましょう。
「ステロイド系」の外用薬は多少の違いはありますが、弱い薬ではないので、日焼けに対しての治療で使用する場合に、「やけどの症状が強く出ている場所に使用する」というのが副作用のリスクを軽減できる方法になるかと思います。
リンデロンを使用し、日焼けの症状が治まったが、痒みが出てくるという方も中にはいて、私も痒みだけは長く続きました。
これは必ずしもステロイドが原因というわけではないのですが、何か異変が見られたら、すぐに再度医療機関に行くようにしてください。
これらの薬というのは、効果が表れるのが早い反面、副作用も強く現れることがあるので、症状を早く改善したいからと必要以上に塗布せず、迷ったら医師に相談してみて下さい。
長引く痛みや水ぶくれは早めに受診!
我慢できないほどではなくとも、日焼けをしている部分が広くなかなか赤み・腫れや痛みが治まらない場合なども、皮膚科を受診しておくと安心です。
単なる日焼けと思って放置していたら、後悔することにもなりかねませんので、迷ったら受診しておくといいでしょう。
紫外線を浴びることで生成されるメラニン色素は、日焼け後3日で肌に定着し始めて肌が黒くなります。日焼け後3日以内に皮膚科で処置を受けることで、その後の肌の色や調子の回復もしやすくなるので、「日焼け後3日以内」の受診がお勧めです。
日焼け対策をしていても、その後のケアは必要
日焼け止め対策と日焼け後のケアはどちらも必要です。
極端に全く日の光を浴びないというのも健康を害してしまう恐れがありますが、紫外線は対策なしに浴び続けてしまったり夏の炎天下など強い刺激を受けてしまったりすると、肌の老化を早める原因となってしまうこともあります。
また日焼けにより肌が黒くなってしまう、皮膚が剥けてしまうといったダメージは、その時だけではなく、肌の色がまだらになってしまったりシミやそばかすが増えてしまったりというような回復するのに長期間かかることになってしまうこともあるのです。
日焼け後は早めの対応を
日焼けをしてしまった後のケアは、当然ですができるだけ素早く行った方が効果的です。
出来ればすぐに、遅くても3日以内にケアをすることが望ましいのです。
この3日間はダメージを受けた肌がシミやそばかすといった色素沈着の原因にもなる「メラニン色素」を作るまでの期間となります。
この期間にしっかりと肌をケアしてあげることによって、メラニン色素の生成を抑えることができるのです。多少時間が空いてしまっても諦めずに、しっかりとケアを行いましょう!
日焼けの緊急対処法!正しいケアで肌トラブルを防ぐ
日焼け後のスキンケアというと、美白効果の高いスキンケア化粧品を使うといったイメージもありますが、高価な日焼け止めを使用しなくても、いつものスキンケアの延長でしっかりとダメージをケアすることができるのです。
では、日焼け後のケア方法について見ていきましょう!
日焼け止めはしっかり落とそう
意外とおろそかにしてしまいがちなポイントですが、日焼け止めを使用していた場合にはしっかりと落とすようにしましょう。
つけっ放しにしてしまうと肌に負担がかかりやすくなってしまいます。
皆さんも、会社から帰宅した後、メイク落としをすると思います。
つい、疲れてしまい、メイク落としや洗顔せずにしてしまうと、シミやそばかすの原因になってしまいます。その後のスキンケア効果を高めるためにもまずはしっかりと日焼け止めを落とすようにしましょう!
体を冷やしてクールダウン
日焼けをしてしまった肌は、軽いやけどのような状態になっています。日焼けがひどい場合には実際に肌が熱を持ってしまっていることもあり、肌をクールダウンしてあげることが必要になります。
日焼けをした後のほてりやヒリヒリ感がしばらく残っているようであれば、クールダウンが足りていない可能性があります。
冷たいシャワーや冷やしたタオル、保冷剤などを上手にしようして、肌のほてり感が収まるまでしっかりとクールダウンするようにしましょう。
日焼けした肌をしっかりクールダウンしてあげることによって肌の炎症を素早くおさえることができるため、その後の回復もスムーズになります。
しっかり保湿重視のスキンケア
日焼け後のスキンケアでは「保湿」が一番のポイントになります。
日焼けをした肌は多少なりとも炎症を起こしてしまっている状態です。この状態では肌の新陳代謝や外部からの刺激に対するバリア機能などが低下してしまっているため、しっかりと保湿をすることでそれらの機能を補ってあげることが大切になってきます。
また日焼け後のケアにはできるだけ刺激が少ない、肌に優しい化粧品を使用するようにしましょう。洗顔やスキンケアを行う際にも、なるべく肌をこすったりしないよう優しくケアを行い、肌に余分な負担をかけないようにすることが重要です。
身体の中からもケアすることが大切です!
日焼け後は、肌ケアをするだけでなく、身体の中から肌ケアに効果的なことをすることも大切なのです。
外側からのスキンケアだけでなく、内側からもしっかりとケアしていきましょう。
水分補給をしっかりする
日焼けをしたあとの肌は身体も脱水症状を起こしやすくなっています。
したがって新陳代謝を保ち日焼けした肌を回復させていくためにも、しっかりと水分補給を行うことが不可欠です。水は身体に吸収されやすく、余分なものが含まれていないため内臓に負担をかけずに身体の巡りを促進してくれます。
日焼けをした後にはしっかり水分補給を行いましょう。
ビタミンC・抗酸化作用のある食品を摂る
身体の内側からのケアとして特におすすめなのが、ビタミンCなどの抗酸化作用を持つ成分を含んだ食品を摂取することです。
日焼けをしてしまうと、体内で活性酸素が多く作られてしまいます。この活性酸素は過剰になると、老化を促進してしまったりなど美容にも健康にも良くない影響を及ぼします。
特にビタミンCは美肌を作る成分としても広く知られており、抗酸化作用に加えてメラニンの生成を抑制する効果も持つため、日焼け後には積極的に摂取したい栄養素です。
その他にもアボカドはビタミンAやビタミンCをはじめとするビタミン類をバランスよく含み、強い抗酸化作用を持つためおすすめの食材です。
まとめ
日焼けは肌のトラブルなので肌のケアに注力してしまいがちですが、身体の内側からのケアもとても重要です。
また、日焼け後のケアは事前の日焼け対策があってこそ、より効果を発揮してくれます。肌のダメージをできるだけ緩和するためにも、対策とアフターケアの両方を行うことが必要です。
適切なケア方法をマスターして、暑い日差しに負けない身体にしましょう!
コメント