冬になると気を付けなければならないのがインフルエンザですね。
近年、インフルエンザ予防接種も年々と高額になって来て驚くようになりました。しかし、インフルエンザ予防接種を接種しないとかかってしまうと概念があります。
でも実際は、インフルエンザ予防接種を受けたとしてもインフルエンザにかかってしまう傾向があるようです。A型が主な流行ですが、同じA型に二度かかってしまうことがあるようです。
症状も微熱だけで通常の風邪の症状と変わらないことや、二度目に高熱が出てしまう症例があるようです。また、これからの時期はB型の流行も見られるでしょう。
自分がインフルエンザにかかっても家族や周囲にはうつしたくないですよね。
でもインフルエンザと診断されたら、抗インフルエンザ薬の予防投与、自宅療養になりますから、どうしたら家族にうつらないのかを徹底解説します。
12月後半から3月までが流行時期
インフルエンザは、一般的には12月後半に入ってから急激に感染者数が増えてきます!
続いてピーク時期ですが、それは1月下旬~2月上旬にかけてです。インフルエンザの流行には乾燥が大きく関係して来ます。
インフルエンザウイルスは、温度15℃以下・湿度20%前後が最も生存しやすい環境。
そのため、気温と湿度の低い冬にインフルエンザの感染者が増えます。逆に高温多湿の日本の夏は、インフルエンザウイルスが生存しにくく、流行が起こりにくいのです。
今年も含め最近は暖冬で雨が降らずに、乾燥気候が長く続てる時は、流行しやすいといえます。
手洗いやうがいを行っても、インフルエンザ患者のくしゃみひとつで感染してしまうことがあります。そのためか、過去最高のインフルエンザの罹患率が上がる原因になっているかもしれません。
言うまでもなく、インフルエンザが感染する原因には次の3点が挙げらるでしょう。
・飛沫感染
・接触感染
・空気感染
「飛沫感染」は、
感染した人が、咳やくしゃみをした時に飛び散るウイルスを、別の人が吸い込んだことで感染することです。
口や鼻といった呼吸器からだけでなく、目や粘膜からも感染する場合もあります。
「接触感染」は、
飛び散ったウイルスを触れることで感染します。
ウイルスに触れた手で口や鼻、目などを触ることでウイルスに感染します。
接触感染しやすいのは机やドアノブ、電気のスイッチなどよく触る場所が多くなっています。
「空気感染」は、
飛び散ったウイルスが空気中に浮遊しているのですが、この空気中に浮遊しているウイルスを吸い込むことで感染します。
本当に怖いインフルエンザ
あなたもご存知かもしれませんが、高齢者や幼児など免疫力の弱い方がインフルエンザに感染すると最悪の事態も想定しておく必要があります。
そうならないためにも、日頃から万全の対策をしておくようにしましょう。
あなたは大丈夫。
でも、お子さんは大丈夫ですか?
あなたのお父さんやお母さんは本当に大丈夫でしょうか?
万が一にもそんな事態を避けるためにも、用心に越したことはないはずですから、次に家族に感染を広げない方法を紹介します。
家族にインフルエンザをうつさない方法
では、実際にインフルエンザにかかってしまった場合に、家族にインフルエンザをうつさないためにはどうすればいいのでしょうか。
ご家庭で出る簡単な方法を説明します。
個室で過ごす
風邪を引いた人には個室を確保するようにします。
空気感染はしないので鍵を閉めたり、といった隔離する必要はありません。
個室で過ごすようにするのは手で触る可能性がある箇所を少なくするためです。
部屋の出入り口に消毒液を置く
最近の病院では病室に入る前に、手を消毒するための噴射器が設置されています。
これは入院患者への接触感染を防ぐための措置ですが、それと同じことをすればいいのです。何も難しいことはありません。
部屋の出口付近に市販の消毒液を置いて出入りするときに消毒するようにし、出入り時には、必ずマスクとともに手指の消毒をすることが良いです。
ゴミ箱にポイ捨ては禁止
病人の方が使ったティッシュやマスクはゴミ箱にそのままポイと捨てるのではなく、ビニール袋にいれてから捨てるなり、ふたつきのゴミ箱に捨てるようにします。
外したマスクは再装着はせず、すぐに処分し、必ず新しいものと取り替えるようにします。
看病する人は一人にし、お世話をした後は、手洗い、うがいを徹底します。
看病する人が少ないほど接触感染のリスクを減らすことができます。
一人で看病するのは大変ですので、他の家族は看病以外の家事を手伝うなどして家族で協力して行くと良いと思います。
アルコールスプレーなどの除菌剤を利用する
インフルエンザウイルスにはアルコール製剤による手指衛生も効果があります。
隔離部屋を出たところにアルコールスプレーなどを用意しておいて、手とドアノブ(部屋の外側)を消毒するようにします。
内側のドアノブは別にいちいち消毒する必要はありません。
他にも、患者が頻繁にさわる照明などのスイッチ、手すり、イス、テーブル、便座、トイレのレバーなどを、塩素系またはアルコール消毒薬で拭き取ると感染予防になります。
また、水拭きでも一定の感染予防効果はあります。
病人の着替えた洗濯物は洗濯カゴに入れておかない
衣服の洗濯はビニール袋に入れて隔離部屋から持ち出して(そのまま持ち出すとウイルスを撒き散らしながら歩くことになるので)、洗濯機に入れるまでビニール袋から出さないようにします。
インフルエンザのウイルスが衣服についていたとしても、洗剤で洗ってしまえば不活性化してしまいます。感染者の衣類と他の家族の物と一緒に洗っても大丈夫です。
また、インフルエンザウイルスが物の表面上で生存し、人への感染力があるのは2~8時間程度と言われています。
枕や布団など、洗濯機にかけられないものでも8時間程度干せば、物から感染することは通常ありません。
室内の環境を整える
インフルエンザウイルスが苦手な環境を作ることです。
換気をする・・・2時間に1回くらい窓をあけて新鮮な空気を入れましょう。
加湿する・・・加湿器をつけるか濡れタオルをかけておくなどして、出来れば部屋の湿度を50~70%に保ちましょう。気道粘膜の保護のためにも大切なことです。
免疫力をつけておく
食事、水分、睡眠をとって体調を整え、免疫力の向上に努めましょう。
まとめ
インフルエンザを予防するポイントとしては、主に次の3つ。
・手洗いをこまめに行う。
・予防接種を受ける。
・部屋の湿度・温度を管理する。
インフルエンザウイルスに負けないように、予防を心がけていきましょう!
私は感染したくないので、3つの徹底して予防法を実践しています!少しでも感染するリスクを下げていくことが重要だと思っています。
インフルエンザの感染力はとても強く、このような対策を行っていても家庭内の誰かにうつってしまうことがあります。
インフルエンザが流行の兆しがみられる前に、常日頃から家族の一人ひとりがインフルエンザ対策に、外出時のマスク、手洗い、うがいの徹底に取り組んで行きましょう。
感染する前にしっかりと対策をしていくことが大切。
これだけは忘れないようにしましょう!
コメント