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繰り下がりのあるひき算の教え方のコツ/小学生の算数のつまづき!

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小学算数の教え方
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小学生の算数で一番初めにつまずくところ。

それはたぶん、繰り下がりのあるひき算ではないでしょうか?

私の息子も繰り下がりのひき算は、本当によく間違えたように思います。

 

また、それをどのように教えてあげればいいのか?

勉強のサポートの方法についても悩みが多いところです。

 

今回は基本的なひき算の方法から、繰り下がりのあるひき算を教える時のコツまで紹介していきたいと思います。

 

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ひき算はたし算ができればできる?

たし算とひき算の計算は、基本的な考え方は同じです。

以前のたし算の教え方の記事で紹介した手順を一つずつ確認してみましょう。

繰り上がりの足し算の教え方!楽しく算数好きになる正しい教え方

 

ひき算を勉強する場合も、どこでつまずいているかを確認するために、基本から復習していきましょう。

 

1~100まで数える

まずは、1~100まですらすら数えられるか、ノートに10個ずつ区切って1~100まで書き出してみましょう。

 

これができれば、数の区切り、偶数と奇数なども教えることが出来ます。

 

ひき算(引くこと)の意味を教える

おはじきや絵などを使って、ひき算(引くこと)の意味を教えます。

おはじきが7個あります。友だちに3個あげると残りはいくつでしょう?

4個ですね。

 

繰り下がりのない一桁のひき算、上のような問題をたくさん解いてみます。

そしてこれを式に表すと、7-3=4 となることを教えます。

ひき算の式の意味を理解してもらいましょう。

 

繰り下がりのないひき算を教える

ひき算の式の意味が理解出来たら、繰り下がりのないひき算を練習します。

8-3=、16-2=、65-21= などの練習です。

 

初めは位をそろえることを教えるために、ひっ算で書いた方がいいです。

十の位と一の位は別々に引き算をすることを教えましょう。

そして、計算は必ず一の位からするように教えます。

 

16-2のひき算であれば、16を10と6に分解して10+-2の計算をするように教えるとよいでしょう。

6-2=4、10はそのまま、だから答えは合わせて14です。

 

65-21のひき算であれば、60+520+1のひき算で、5-1と、60-20の計算を別々にするように教えます。

5-1=4、60-20=40、だから答えは合わせて44です。

 

必ず一の位から計算するように教えましょう!

 

10から引く、ひき算の練習

繰り下がりのひき算を教える前には、10-3、10-8、といったような、10から引くひき算の練習をしておく必要があります。

 

これがまず、すらすらと言えるようにならないと繰り下がりのあるひき算は出来ません。

何度も何度も繰り返し、すぐに答えが出るまで練習するようにしましょう。

 

ここまでが準備段階として、早く正確に言えるようになれば、いよいよ繰り下がりのあるひき算です。

 

繰り下がりのあるひき算

繰り下がりのあるひき算を教える時には、一気に42-18のような二桁の数のひき算を教えてはいけません。

間違いなく混乱してしまうでしょう。

順を追って少しずつ理解を深めていきましょう。

 

(十の数)-(一桁の数)

まずは、12-7、14-8のような、(十の数)-(一桁の数)の計算問題を練習しましょう。

ここで教えるポイントは、分解することです

12を10+2、14を10+4というように、10+□の形に分解することを教えます。

 

そして13-7であれば、10+3-7と考えます。

ここで、10-7=3、3と3を合わせて答えはという計算をします。

ひき算のあとに、たし算を使います。この方法を減加法といいます。

 

もう一つ減減法と呼ばれる方法があります。

これは13-7でまず、7-3の計算をします。答えはです。

そしてさらに、10-4の計算をします。そして答えはになります。

 

15-8の計算であれば、10+5-8と考えます。

これを減加法で解くと、10-8=2、2+5=7、答えはということになります。

減減法の計算だと、8-5=3、10-3=7となります。

小学校では、減加法で習うと思いますので、まずは減加法で教えてみて下さい。わかりにくい場合には、減減法を教えてあげるとわかるかもしれません。

このように、まず(十の数)-(一桁の数)の繰り下がりのある計算問題を数多くこなします。

そうすれば、繰り下がりのあるひき算が、たし算も使った方法で計算できるようになります。

 

(二桁の数)-(二桁の数)

次は62-35のような、(二桁の数)-(二桁の数)の練習です。

60+2と30+5に分解して考えるのですが、ここで2から5は引けないことがわかります。

そこで、62は60+2ではなく、50+12、50+10+2ように、一つ上の位から数字を下ろしてくる考え方を教えます。

 

62-35の計算は、2から5が引けないから、12-5を計算する。

十の位は6から5に1つ小さくなる。

 

ひっ算で書いて、62の6に斜線を引いて5にし、2を12にするのです。

先に練習した、繰り下がりのある、(十の数)-(一桁の数)がしっかりできるようになっていれば、12-5は暗算でも答えが出るでしょう。

 

62-35の計算まとめ

62-35は、

① 2から5が引けないので62を50+12と考える

② 12-5を計算して7

③ 次に十の位の数50-30を計算して20

合わせて27

 

いかかでしょうか。

繰り下がりのあるひき算も、基本から順を追って練習すれば難しくありません。

 

ポイントは焦らないこと、急かさないこと、簡単なことから一つずづです。

そして、ひき算もたし算も、必ず一の位から順に計算します

 

そして暗算へ

次は暗算の練習です。

これも初めは、繰り下がりのないひき算から、10から引くひき算へ。

(十の数)-(一桁の数)、最後に、(二桁の数)-(二桁の数)へと進みます。

 

これも決して焦らず、間違いがある場合には暗算ではなく、ひっ算を書いて練習するようにしましょう。

計算問題は、たくさん解けば解くほど速くなり、ミスも少なくなります。

小学生の低学年のうちに、三桁のひき算を暗算で出来るようになれば素晴らしいですね。

 

まとめ

今回は、繰り下がりのあるひき算の教え方のコツを紹介しました。

1.1~100まで数を数える

2.おはじきや絵を使って、ひき算(引くこと)の意味を教える

3.繰り下がりのないひき算を練習する

4.10から引く、ひき算を練習する

5.繰り下がりのある(十の数)-(一桁の数)を練習する

6.(二桁の数)-(二桁の数)を練習する

※必ず一の位から計算するように教えること

 

この手順に沿って、一つずつステップアップしてみて下さい。

間違えても怒ってはいけません。

焦ってはいけません。

急かすのもダメです。

 

計算を教えることを通して、お子さんとの会話を楽しむ、お子さんの成長を楽しむ心の余裕が必要です。

 

初めのうちは苦労することも多いかもしれませんが、計算は量をこなせば必ず早く正確に出来るようになります。

努力した分だけ、目に見えて成長が感じられることでしょう。

 

お子さんに勉強を教えることを通じて、親としても成長していきたいものです。

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