もち麦を食生活に取り入れようと思って、いざ炊いてはみたものの、
「水加減が分からない」
「ベチャっとしたり、逆に硬かったり…」
そんな経験はありませんか?
特に、
・もち麦10割で炊いてみたい
・浸水って本当に必要なの?
と思う方は多いのではないでしょうか。
結論:もち麦は「水を多め・10割なら浸水」で、炊飯器でも失敗せずに炊けます。
もち麦の炊き方は、
白米と同じ感覚で炊こうとすると失敗しやすく、
「不味い」「続かない」と感じてしまう原因にもなりやすいのです。
でも、安心してください。
ポイントさえ押さえれば、
もち麦は10割でも、無理なく美味しく炊くことができます。
この記事では、
・もち麦の基本的な炊き方
・炊飯器で、失敗せずにもち麦を炊く方法
・10割で炊くときの注意点
・浸水の必要性と失敗しにくいコツ
を、初心者の方にも分かりやすくまとめました。
「難しそうだからやめた」
「一度失敗して諦めた」
そんな方でも、
もう一度やってみようと思う内容になっています。
まずは、もち麦を炊く前に知っておきたい
基本の考え方から説明します。
もち麦は白米と同じ炊き方では失敗しやすい

もち麦を初めて炊くとき、
白米と同じ感覚で炊いてしまう方はとても多いのです。
しかし、もち麦は白米とは性質が違うため、
同じ水加減・同じ炊き方だと失敗しやすくなります。
・ベチャベチャになる
・芯が残って硬い
・独特のにおいが気になる
こうした失敗のほとんどは、
水量・浸水・割合を理解していないことが原因です。
まずは、
「もち麦は白米とは別物」
という考え方をすることが大切です。

始めのうちは失敗があるけど、少しずつポイントがわかってくるよ
もち麦の基本的な炊き方【炊飯器】

白米+もち麦を混ぜて炊く場合(初心者向け)
まずは、白米と混ぜて炊く方法です。
初めての方には、この方法が一番失敗しにくくおすすめです。
基本の割合
白米:もち麦=9:1〜8:2
水の目安
白米分の水:通常通り
もち麦1割につき:50〜100ml追加
例)
白米2合+もち麦0.5合の場合
→ 追加の水は約100〜150ml
炊飯モードは、
白米モードで問題ありません。
炊き上がり後はしっかり混ぜる
炊き上がったら、
すぐにフタを開けて全体を大きく混ぜましょう。
・水分を均一にする
・余分な蒸気を逃がす
このひと手間で、
ベタつきやムラを防ぐことができます。
もち麦10割の炊き方とポイント

- 水は1合300〜350ml
- 最初は多めが失敗しにくい
- 浸水すると芯残りを防げる
「白米なしで、もち麦だけで炊いてみたい」
そんな方も増えています。
ただし、
10割炊きは水加減がとても重要です。
もち麦10割の基本配分
もち麦:1合
→水:300〜350ml
※商品によって差があるため、最初は多めの水がおすすめです。
※押し麦タイプ・粒の大きさによって吸水量が変わります。
10割で失敗しやすいポイント
・水が少なくて芯が残る
・炊き上がりがボソボソする
これは、
浸水不足が原因になることも多いです。
※始めは失敗することが多い、と考えておくと気持ちが楽になるよ

初めてに10割で炊いたとき、水が少なくて硬かったな〜
もち麦は浸水したほうがいい?
結論:10割なら浸水がおすすめ
白米と混ぜる場合は必須ではありませんが、
10割で炊くなら浸水したほうが失敗しにくいです。
浸水とは、水を計量して入れた状態のままで行い、その後は水を捨てずそのまま炊飯すること
浸水時間の目安
夏:30分〜1時間
冬:1〜2時間
浸水することで、
・火の通りが良くなる
・食感がやわらかくなる
・炊きムラが減る
といったメリットがあります。

きっちり浸水させたら食感がふっくらしたよ
鍋で炊く場合のもち麦の炊き方

炊飯器がなくても、
鍋で炊くことも可能です。
鍋炊きの手順
1. もち麦を洗う
2. 鍋にもち麦と水を入れる
3. 強火で沸騰させる
4. 弱火にして20〜25分
5. 火を止めて10分蒸らす
途中で水が減りすぎたら、
少量ずつ足して調整してください。
よくある失敗と対処法
「芯が白い → 水不足のサイン」
「表面がベチャ → 水多すぎ」
これが基本の考え方です。
ベチャベチャになる場合
水が多すぎる
→ 次回は水を少し減らす
混ぜずに蒸らしている
→ 炊き上がり後すぐ混ぜる
硬くて食べづらい場合
水が少ない
→ 水を増やす
浸水していない
→ 浸水時間を取る

炊き上がりに、芯が白く残っていたら水不足、ボソボソしていたら浸水不足だよ
美味しく続けるためのコツ

もち麦は、
「完璧に炊こう」「毎日食べなきゃ」と思うと疲れてしまいます。
・毎日食べなくていい
・白米の日があっていい
・失敗しても調整すればいい
このくらいの軽い気持ちで、
マイペースに続けることが一番のコツです。
まとめ|もち麦の炊き方は慣れれば簡単
もち麦の炊き方は、
最初こそ戸惑うことが多いですが、
ポイントを押さえれば難しくありません。
・水は多めを意識する
・10割なら浸水する
・失敗しても調整すればOK
始めから完璧に炊こうと思わずに、
自分の好みに合わせて少しずつ調整するのがいいですよ。
「炊き方が分からない」から
「これなら続けられる」へ。
そんなきっかけになれば嬉しいです。


