冬の朝、目は覚めているのに体が重い。
布団の中でもぞもぞして、やっと起きる。
少し動いて朝食の準備を始めたころ、急にどっとつらくなる。
だるい。気分も落ちる。
「私、弱いのかな」と思ってしまう。
でも、30分ほど横になると少し戻る。
時間がたてば動けるようになる。
冬の朝に体調が悪いと感じる人は、実は少なくありません。
あなたにも、そんな朝はありませんか?
それは異常でも、気のせいでもありません。
冬の朝に体調が悪くなるのには、体の仕組みが関係しています。
朝はもともと体温も血流も低い
私たちの体温は、夜から明け方にかけて一番低くなります。
そこに冬の寒さが加わると、血管はぎゅっと縮みます。
血流がゆっくりになり、脳への酸素や栄養の巡りもゆるやかになります。
その状態で急に動くと、体が追いつかず、一度落ちる感覚が出やすくなります。
立ち上がったあとにふらっとする、少し気分が沈む。
それは寒さと血流の影響を受けている可能性があります。
自律神経の切り替えに時間がかかる
朝は、夜のリラックスモードから昼の活動モードへ切り替わる時間です。
このスイッチを担当しているのが自律神経です。
寒さはこの切り替えをゆっくりにします。
年齢とともに自律神経の調整力はゆるやかに変化すると言われています。
そのため、起きた直後は平気でも、少し動いたあとに一度つらくなることがあります。
昨日は元気だったのに今日はつらい、と感じる体調の波も、この延長線上にあります。
👉️昨日は元気だったのに今日はつらいのはなぜ?体調が急に落ちる日の原因と考え方
少し動いたあとに落ちる理由
布団の中ではゆっくりでも、起きて動き始めると体は一気に活動モードに入ろうとします。
しかし、体温・血流・自律神経がまだ十分に切り替わっていない状態だと、その変化に追いつけません。
さらに、朝は血糖値も安定しにくい時間帯です。
前日の食事内容や睡眠時間によっては、
軽い低血糖のような状態
になることもあります。
空腹でふらついたり、冷や汗が出たりする人は、血糖の揺れも関係しているかもしれません。
👉️空腹でふらつく・冷や汗が出るのはなぜ?甘い物で落ち着く人に多い血糖値の乱れ
こうした条件が重なると、「一度ガクッと落ちる」感覚が出やすくなります。

朝に一度落ちるのは「壊れている」わけではありません。体がゆっくり目覚めている途中のこともあります。
それは弱さではなく“冬仕様”
大切なのは、その後どうなるかです。
横になれば戻る。
時間がたてば動ける。
毎朝ほぼ同じ流れで落ちて、そして戻る。
それは崩れているのではなく、体のパターンがあるということです。
「私は弱い」ではなく、「今は冬仕様なんだ」
そう考えるだけで、自己否定は少し減ります。
自分の朝のクセが分かっているのは、むしろ安心材料になります。
寒い朝をやり過ごす小さな工夫
- いきなり立ち上がらず、布団の中で手足を少し動かす
- 温かい飲み物で内側から温める
- 朝の30分を「充電時間」と考える
- スマホで情報を入れすぎない
体調が不安定な日は、無理に立て直そうとしなくていいのです。
👉️体調が安定しない日はどう過ごす?無理に整えない“様子を見る”考え方
まとめ|冬の朝に体調が悪い理由を知るだけで楽になる
冬の朝に体調が悪くなる理由は、
寒さ・血流・自律神経・血糖の揺れ
が重なるためです。
いくつかの条件が重なり、一度つらくなることがあります。
でも時間がたてば戻るなら、
それは大きな異常ではない可能性が高いです。
弱いのではなく、
季節の影響を受けているだけ。
あなたの朝にも、同じようなパターンはありませんか?
今日もゆっくり、体のスイッチを入れていけば大丈夫です。
※強いめまい・動悸・長期間続く症状がある場合は、医療機関への相談も検討してください。
